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ストレージはどう選ぶ?

 本コラムをお読みの皆様は、パソコンとスマホの両方をお持ちの方が多いのではないかと推察します。どちらも基本的な中身は同じで、性能を決める要素はCPU速度、メモリー容量、ストレージ容量です。スマホやタブレットの価格表に、128GBや256GBと比較的目立つように表記されているのは、ストレージの容量です。これが不足すると機器が動かなくなるので、一般的に大きめの容量を準備します。しかし、クラウドサービスを活用すると機器内のデータをサーバーに移せるので、ストレージの容量は小さくて済みます。そこでパソコン、スマホ、タブレットとクラウドサーバーで1GB当たりの単価を比較してみました。
 パソコンは外付けSSD販売価格、スマホはiPhone13の256GBと512GBの差額、タブレットはiPad Pro 256GBと512GBの差額、クラウドはグーグルドライブ200GBの5年契約で比べました。

製品名 … 機器名 … 単価 … 容量 … 容量当り単価 … 備考
パソコン … SSD500GB … 10000円 … 500GB … 20円 … 外付けSSDドライブ
スマホ … iPhone13 … 24000円 … 256GB … 94円 … 256GBと512GBの差額
タブレット … iPadPro … 24000円 … 256GB … 94円 … 同上
クラウド … Googleドライブ … 19000円 … 200GB … 95円 … 5年間の契約料金

 この表からわかることは、
・パソコンを単体で使う場合は、クラウドよりもSSDが低コストです。
・スマホやタブレットを単体で使う場合は、本体ストレージとクラウドは同コストです。
 しかし、スマホで撮影した写真データをクラウドにバックアップすることで、本体が故障または紛失しても、安全に保存されます。またパソコンのデータをクラウド上で置いておくと、共有するスマホやタブレットでどこにいてもデータを開くことができます。このように、クラウドの活用は利便性を飛躍的に向上することができます。クラウドを契約するのであれば、大容量ストレージを持つスマホやタブレットを購入せずとも、小容量の機種でも、利便性の高い使い方ができます。
 ストレージのコストとクラウドの利便性を理解して、コストパフォーマンスの高い機器の活用をお勧めします。